京都・着物つれづれ

月別アーカイブ: 2014年12月

訪問着「貝桶に橘」

よく活用される貝桶模様です。
着物には品位、格調がなければなりません。

訪問着「更紗・華紋」

二度染をしたことで深みのある地色になりました。

裾ぼかし道中着

宮島での写真有難うございます。

濃い地の色無地

濃い地はすっきりと引き締まった感じがします。
B様お好みの色無地に仕上がったと思います。

都鳥

秋も終わろうとする頃シベリヤからやってくるユリカモメ、
三条大橋の下がったところ、先斗町側で宿の窓を開け旅人が,早朝餌を振りかけるとあっという間に多くのユリカモメが輪を描きながら空中で受け止めていました。
これも旅人にとっては冬の京都の思い出になるでしょう。
ついさっきまで水に潜りグイグイと魚を追いかけていた川鵜が翼を乾かしています。
よく見ると獰猛な顔をしたなかなかの奴のようです。
伊勢物語で業平が歌った、
    なにしおわば いざこととわん みやこどり
                わがおもうひとは ありやなしやと

この歌の都鳥はユリカモメなんですねぇ。