京都・着物つれづれ

都鳥

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秋も終わろうとする頃シベリヤからやってくるユリカモメ、
三条大橋の下がったところ、先斗町側で宿の窓を開け旅人が,早朝餌を振りかけるとあっという間に多くのユリカモメが輪を描きながら空中で受け止めていました。
これも旅人にとっては冬の京都の思い出になるでしょう。
ついさっきまで水に潜りグイグイと魚を追いかけていた川鵜が翼を乾かしています。
よく見ると獰猛な顔をしたなかなかの奴のようです。
伊勢物語で業平が歌った、
    なにしおわば いざこととわん みやこどり
                わがおもうひとは ありやなしやと

この歌の都鳥はユリカモメなんですねぇ。

公庄 武雄 の紹介

京友禅職人として40年、 日曜祭日は畑仕事に余念がない、今やセミプロくらいに成長、野菜については自給自足を達成している、サル、シカとの闘いに苦慮。 酒、読書、猫のクーを友とする。