お客様からのご依頼

若い頃に作った着物を今着られるものにしたい。
赤～オレンジ系の色無地です。一度も袖を通さないまま30年たってしまいました。
最近は職場の代表として、結婚式への参加が増えてきました。
あと10年くらい着られたら良いな。と思っています。
着物に関して、まるで、無知なので何処に持って行って良いのかわからず、
ネットで調べていて良心的なお店の感じがしたので、連絡してみました。
よろしくお願いします。

ご返信内容

N様
メール有難うございます。
赤、オレンジ系の色無地の染め直しは御希望の地色によって色抜きをしなければなりませんが
御希望の地色に染め直せます。結婚式にも出席されますならば縫い紋を一つ入れることをお勧めします。
仕立て、縫い紋入れの代金も含め七万五千円を超えることは無いと思います。
よろしければ着物を小さくたたんで袋に入れお送りください。
袋は運送会社、ユウパックなどどこでも用意されています。
御希望の地色の色目、家紋のコピー、仕立て寸法または身長と体系（やせ気味、
普通、太り気味等）をお知らせください。そのほか気になることは何でも、出来る限りお答えします。
地色の御希望に添って地色見本を数種類制作し郵送します。その中からお選びください。
無い場合はそれをお伝えください。御意見をおくみしてまた色見本を作成します。
後十年と言わず、ずっと着ていただける着物にしましょう。
よろしくお願いします。

納品時のメール内容

N様
この度は公庄工房を御利用下さり有難うございます。
色無地染め直し出来上がりました。

トキ、ハヌイ→洗い張り→染め直し→蒸し、水元→湯のし→縫い紋いれ→仕立て直し。
この工程で七万五千円。
袋帯丸洗い二本　　　一万四千円。
帯締め、帯揚げ　　　一万五千円。
合計金額十万四千円となりました。
色無地は御希望の地色で染め上げることが出来ています。
この着物と丸洗いした銀地の帯に合わせて帯締め、帯揚げを選んでもらいました。
大人の女性らしく落ちついた同系色でまとめて有ります。
有難うございました。 喪服を留袖にする仕事も進めています。
丸洗いした二本の帯の模様を取り入れるべく進めています。
もう少しお待ちください。
今年も押し詰まってきました。
N様にとって来年が良いお年になりますよう願っています。
有難うございました。
今後とも公庄工房をよろしくお願いします

● 工程

1、トキ、ハヌイ
2、洗い張り
3、染め直し
4、蒸し、水元
5、縫い紋いれ
6、仕立て直し