お母さんの振袖リフォーム

振袖仕立て直し

振袖仕立て直し。
手洗い仕上げ、金駒刺繍はすべてやり直しました。

 

そちらにお願いしたときは、金駒刺繍はボロボロ、シミがあちこちにあり、
もうこの着物は、着ることが出来ないと思っておりました。
着物の修復など思っていなかったため、出来上がりを見て驚きました。
(あの着物がこんなに?・・・・・秋に着る娘の感想 )
亡くなった母が40年ほど前に購入した物です。蘇った着物を着た孫の姿を天国で喜んで
くれると思います。

Before
振袖仕立て直し
振袖仕立て直す前
After
振袖仕立て直し
振袖金彩加工
Before
振袖仕立て直し
振袖仕立て直す前部分拡大
After
振袖仕立て直し
振袖金彩加工、部分拡大
コメント

返信内容

O様
メール有難うございます。
お預かりしています振袖写真添付します。
責任をもってお預かりします。
お見積もり、
解き、羽縫い―洗い張りーシミ汚れ落としー湯のし―金彩ー金駒刺繍やり直しー仕立て直し。
この工程を辿りましてお見積もり金額は13万5千円位になります。
この金駒刺繍をやり直すためには着物を解いて反物に戻さなけれできません。
バックのベージュ色の雲取り方の模様には本来金彩が有るべきところです。
雲取り方全体にするのではなく金箔の大小を貼り付けてはいかがと考えます。
金彩を加えることで豪華にもなります。
仕立て寸法がこのままでしたら胴裏はこのまま使えます。
よろしければ娘さんの身長をお知らせ下さい。
進めてもいいでしょうか?
よろしくお願いします。

 

納品時のメール内容

O様
この度は公庄工房をご利用くださりありがとうございます。
お預かりしています振袖仕立て直し出来上がりました。
振袖
解き、羽縫い―洗い張り―シミ、汚れ落とし―金彩―金駒刺繍―仕立て直し
この工程を辿りまして12万8千円になりました。
金駒刺繍はすべてやり直しました。
部分的に直しても直さない部分の止め糸がかなり弱っているのでこのままではすぐに外れてしまうと刺繍をお願いしている職人さんのアドバイスに従いました。
後で刺繍をやり直すためには仕立てを部分的に解かなければなりません。
あとの手間がかかりますのでこれでよかったと思います。
右袖部分にも近駒刺繍を足しました。
これによって全体のバランスが良くなっています。
雲取り方の中に金箔を張り足しました。もう少し足しても良かったのですが・・・。
大きな部分ですので少し立派になったと思います。
この振袖を私のHP「京友禅 公庄工房」に掲載のお許しをお願いします。
多くの方に見ていただきお母さんの振袖は現在のインクジェットの振袖に比べはるかに立派な振袖であることをご理解していただきたいと思います。
有難うございました。
今後とも公庄工房をよろしくお願いします。

 

お客様からの返信内容

大変お世話になっております。

昨日、宅配便受け取りました。
そちらにお願いしたときは、金駒刺繍はボロボロ、シミがあちこちにあり、
もうこの着物は、着ることが出来ないと思っておりました。
着物の修復など思っていなかったため、出来上がりを見て驚きました。
(あの着物がこんなに?・・・・・秋に着る娘の感想 )
亡くなった母が40年ほど前に購入した物です。蘇った着物を着た孫の姿を天国で喜んで
くれると思います。

関係者の皆様に感謝申し上げます。
なお、HPへの掲載は差し支えありません。
● 工程

1、解き、羽縫い
2、洗い張り
3、シミ、汚れ落とし
4、金彩
5、金駒刺繍
6、仕立て直し